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ドライバー募集の前に知っておくべき大切なこと

ドライバーの定着

「フレッシュアイズ」です。

 

直訳すると、新鮮な目。

 

高級ホテルのリッツカールトンでは、新人社員に対して、

職場内で感じたことを忌憚なく語ってもらう仕組みがあります。

 

これは、ベテランのホテルマンでは気づかない、素人の目線、

言って見ればお客様に一番近い目線で改善点を見つける重要な取り組みです。

 

その業界にどっぷり浸かってしまうと見えなくなることは多いです。

 

私はコテコテの名古屋人で、味噌煮込みうどんが大好きです。

 

先日もあるチェーン店で注文したのですが、なぜか熱いお茶が出てくるのです。

味噌煮込みうどんは、そもそも熱いですから、冷たい水が欲しくなる人が圧倒的に多いはず。

 

にもかかわらず、店員さんからの「冷たいお水は要りますか?」の一言もありませんので、

私がお願いしました。

これまでに同様のことが数え切れないほどあったはずですが、現場で改善されていないようです。

 

その店員さんも、もしお客さんとして味噌煮込みうどんを注文したら、

きっと水が欲しくなるでしょう。

 

「フレッシュアイズ」の重要性がわかります。

“習うより慣れろ”という、前向きなことわざがあります。

経営改善をする時には弊害となることもあるのです。

 

ドライバーの新人教育。

管理者の育て方。

これらも今までと同じ方法でいつまでも上手くいくとは限りません。

 

「ドライバーだったら、こんなことくらい気づいてやってくれよ」

「管理者だったら、こんなことくらい自分で考えていちいち聞きに来るなよ」

できる経営者ほど、そう感じてしまいます。

 

まさに「フレッシュアイズ」、忘るべからず!

 

これまでは中小運送会社ではドライバー経験者、配車マン経験者を募集するのが主流でした。

一から丁寧に教えることが少なかったです。

そのため“未経験者”をどのように教育して、育てていくかの

社内環境が整っていない運送会社がほとんどです。

 

今は深刻なドライバー不足の時代。

しかも、この状況は当面続くでしょう。

 

そうなった時に、未経験者のドライバー、管理者を育てるための環境づくりが急務です。

良好な環境がなければ、せっかく獲得した人材をみすみす逃すことになります。

 

彼ら“未経験者”が安心して、自信をもって働けるようになるために、どのような労働環境を作るべきか。

 

もし経営者が“新入社員にだったら”という気持ちで、

どこに不安を感じやすいのか、どうすれば不安を和らげることができるのか?

 

この洗い出し作業がとても大切になってきますね。

 

最近、入社したドライバーや社員の方に、さっそく話を聞いてみてください。

 

「フレッシュアイズ」は経営改善の宝庫ですね。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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