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健康と同じく、メンテナンスが必要な「夢」

経営者スピリッツ

「人間の成長にとって大事なことは、どんな先生から、何を学ぶかということだ」。

ココ・シャネルの言葉です。

 

この言葉を聞いて、「やっぱりコーチや先生は大事ってことだよね」。

そう思っていたら見事に裏切られました。

 

その続きがあります。

「わたしは、その点に関しては一度も困ったことがなかった。

なぜなら、学んではいけないことをたくさん知っていたから」。

 

たとえ教師や大人であっても

「ダメな人間から教わることはない!」という強烈な皮肉が込められた言葉です。

 

シャネルは幼少期に意地悪な叔母に預けられ、大変な思いをします。

周囲の大人からは

「孤児院育ちのお前は大きな夢など持たず、分相応におとなしく結婚すればいいんだ」

と言われたりもしていたようです。

 

そんな訳知り顔をする大人の言葉など一切信じず、

ひたすら自分の夢を求め、実現した女性の言葉は体に染み入ります。

 

職業柄、いろいろな相談を受けますが、一番困るのは

「うちの会社をどうしたらいいでしょうか?」という経営者の方です。

 

「私はどう生きていけばいいと思いますか?」と同じ相談だからです。

他人がアドバイスする話ではありません。

無責任な占い師レベルの人間ならアドバイスするかもしれません。

 

経営者になっても自社の将来を思い描けない方が多いということです。

自分の人生を本当に考え、決断し、実行する、

という習慣を身につける機会が少ない日本社会の問題でもあります。

 

今も昔も、高校、大学、就職という流れが常識の社会。

偏差値によって高校、大学が決められます。

熱心で親切な先生の指導に素直に従う生徒がほとんどでしょう。

先生や親の意見に逆らって、

自分の考えを優先して失敗するのが怖いのが大きな原因ではないでしょうか?

 

私の小さな経験。

19歳の時に行政書士の資格を取得。

「よし、いっちょ独立してやるか!」

バカで無謀な私はその準備にかかりました。

その際の周囲の大人の親切なアドバイス(?!)を今でも忘れません。

 

「行政書士では食べていけないよ」

「税理士とか他の資格もないと無理だよ」

極め付けは「君は自信過剰だ。現実はそんな甘くない」

そんな温かい大人のアドバイスを受けました。

 

若い時から天邪鬼の私です。

「そんなこと、なんでアンタに分かるんだ!俺はやりたいことをやる!」

温かい大人のアドバイスを受ける度に“心の中で”自分に言い聞かせました。

 

シャネルとワダでは月とスッポン。

全く話になりませんが、それでも自分で選んだ人生は楽しく、

苦しいことが(たくさん)あっても、やはり楽しいものです。

 

「ドライバーが集まらない」

「値上げなんてできない」

「運送業を辞めたい」

「労働時間を短くなんてできない」

そんな周囲のつまらない話なんか蹴散らして、自分の夢に猛進しましょう。

 

“自分の夢に水を与え続けること”

夢を実現できる経営者のルーティンですね。

 

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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