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現状の仕事を握ったままだと、いい仕事はつかめない

お知らせ

「儲ける運送会社」と「そうでない運送会社」の違いは何なのでしょうか?

その答えが「断捨離」なのです。

断捨離とは
「入ってくる不要なモノ」を断ち、
「ずっとある不要なモノ」を捨て、
「モノの執着」から離れることで、
人生を豊かにする、という処世術です。

運送会社にも活用できそうです。

「入ってくる不要なモノ」とは、
法令違反になるような危険な運送業務。

「ずっとある不要なモノ」とは、
法令違反をしないと利益が出ない業務を依頼してくる既存荷主。

「モノの執着」とは、
法令違反をしないと利益が出ない業務を依頼してくる既存荷主から
離れようとしない経営者の怠惰な心。

分かっちゃいるけどできない断捨離。
その原因は何なのでしょうか?

今の荷主の仕事を断ったら、仕事がなくなり、
会社経営が行き詰まってしまうのではないか、という不安があるからです。

もちろん、今すぐ割に合わない仕事(法令違反で危険な仕事)を断れ、
といっているのではありません。

ただ両手で割に合わない荷主の仕事を握りしめている限り、
新しい仕事(割に合う仕事)を手にすることができないことだけは間違いありません。

では、どうすれば割に合う仕事を獲得することができるのでしょうか?

自社ドライバーでなければ荷主が困るくらい品質を高めるのか。

労働時間短縮や休日、有給休暇が適切に取得できる
労働環境を整えることで若手ドライバーの確保をするのか。

同業他社との差別化のためにやるべきこと、やれることはいくらでもあります。

そこを徹底的に考え抜いている運送会社の経営者は意外に少ないです。

徹底的に考え抜けば、必ず行動に移したくなるのが人間というものです。

行動に移せない理由を社会のせい、荷主のせいにしている経営者が多いです。
これでは経営者としての仕事を放棄しているのと同じ。

現在、私が主宰する一般社団法人トラック・マネジメント協会では
2代目、3代目の後継者のための運送経営塾、「トラマネ運送塾」を開催しております。

塾では、今後、運送会社の経営者として絶対に避けては通れない
「労働時間の短縮」についてご一緒に考えています。

その時に多いご質問。

それが
「今の荷主の仕事を断ったら、仕事がなくなり、会社経営が行き詰まってしまうのではないか、という不安」
なのです。

今までの自社の考え方では明るい将来はないことをまず理解すること。
そして、経営者として何をすべきなのかを徹底的に考え抜くこと。

これが若き経営者が絶対にしなければならないことです。

不安は進化の第一歩。

不安になった時の行動は2つに分かれます。

1つは、勇気をもって改革のための行動を起こすこと。
1つは、現状維持のまま何も行動を起こさないこと。

あなたはどちらを選択しますか?

いま握っているモノ(荷主)は断捨離が必要なのかどうか。
見極めるのは社長の重要な仕事の1つですね。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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