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運送会社の魅力のある、なしは一体誰に似るの?

お知らせ

ドライバーの定着。

慢性的な人手不足の運送会社にとって重要な経営課題です。

そもそもドライバーが
自社に残り続ける理由はいったい何なのでしょうか?

「この年齢では他に行くところがないから。」

「給料が高いから。」

「仕事が自分に合っているから。」

「社内の雰囲気が自分には合うから。」

いろいろあるように思えるドライバーが自社に残り続ける理由。

しかし、よく考えるとそんなに多くの理由はなさそうです。

「給料が高いから」、という理由は
これからの時代、あまり期待に添うことはできません。

過労死防止法の施行で、今後ますます労働時間短縮、
中でも残業時間の短縮は加速していきます。

運賃自体が値上げされれば可能ですが、
給料を大幅にアップすることはできないでしょう。

この理由で辞められるのはある意味仕方ありません。

注目すべきは、「社内の雰囲気が自分に合うから」という理由です。

これからの時代、ココに注力する必要があります。

一昔前と違い、今のドライバーは
お金にガツガツしているタイプは減りました。

その代わり、休日が定期的に取ることができ、
家族や自分の時間も楽しみたいと考えるドライバーが増えてきています。

運送会社として、これからの人材確保の手段として、
社内の雰囲気作りは優先度の高い取り組みとなるでしょう。

社内の雰囲気作りとは、
休日が定期的にあることだけではありません。

ドライバー同士や社長、管理者との
人間関係が良好であることも含まれます。

「この職場にいけば、楽しく話し合える仲間がいる。」

このことは、経営者が考える以上に
「この会社にいたい!」と思う大きな要因です。

最近、大手デパートでは20数年ぶりに社内運動会を開催しました。

社員同士の交流を深めることで
一体感をもってもらうようにするのが目的のようです。

社長曰く、
「管理職から若手まで、普段は見られない表情や、
 仕事中とは違うコミュニケーションを楽しむ環境を作ることができた」
とのことです。

大手企業だからできるのではないか、
という声が聞こえてきそうですが、中小運送会社であっても応用可能です。

家族を交えてのバーベキュー大会。

ドライバーを集めての食事会。

ドライバーやその家族の誕生日への気遣い。

アイデアとしては沢山考えられます。

何も大げさな運動会や社員旅行でなくてもよいのです。

ちょっと心温まる社内の行事を
ホームページのブログやフェスブックに掲載する。

それを再びドライバーや家族が見て楽しめるようにする。

社内の雰囲気が少しホットな感じになるのではないでしょうか。

マズローの欲求五段階説を待つまでもなく、
人間は衣食住の基本的欲求が満たされた後は
「何かに所属したい」「誰かに認められたい」
という社会的欲求を求めるようになります。

運送会社であっても、
社会的欲求をある程度満たしてあげることは可能です。

人材確保は「社内の雰囲気」=「この会社に所属していたい!」
と思わせることができるかが鍵です。

同業他社のホームページを一度ご覧になって下さい。

いかに魅力のないものが多いかに愕然とさせられます。

会社の雰囲気作り、社風は誰に似るのか?

もちろん社長さんです。

社長さん自身が豊かな人間性を身につけることが、
魅力的な社内環境に変える一番の方法ですね。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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