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運送ネットワーク

私が約300社以上の中小運送会社をコンサルティングで経験の中で分かったこと、中小運送会社の中には、大手運送会社を上回る「ハイレベルのドライバー」がいるということです。

  • 大手と言えども名ばかりで、サービス品質の低いドライバーは多い
  • そうかと言えば、中小運送会社でも優良なドライバーはたくさんいる

そういう現状にもかかわらず、中小運送会社は、大手の下請けのまま、いつまでたっても自立できず、大手に振り回される経営が続いています。誤解のないように解説をしますと、下請けが必ずしもダメといっているわけではありません。大手からの一方的圧力によって、泣く泣く仕事をうけるような下請けが問題と言うことです。
それでは、中小運送会社が下請けに甘んじているのは、なぜでしょうか?
それには次のようなことが考えられます。

  • 自ら営業することができない、又は努力をしない。
  • 自社でなければできないサービスがない、又は作ろうとしない。
  • 自社でなければできないサービスがあっても、荷主に分りやすく伝える方法を知らない、又は伝える工夫をしない。
  • 下請け同士で競争をする、という間違った経営戦略をとっている。

逆に言えば、この条件をクリアにしていけば、一段高いステージに上がることが可能になるでしょう。
具体的には、次の3点の弱点を解消することになるでしょう。

  • 1.自社の価値(強み)を上手に顧客である荷主に伝えることができていない。⇒ PR力の欠如
  • 2.カバーできるエリアや物量が狭く、荷主の利便性に応えることができていない。⇒ 利便性の欠如
  • 3.帰り荷の確保が困難なため、輸送効率が悪い。⇒ 貨物情報の欠如

それでは、上記を踏まえた中小運送会社がやらなければならないこと、それは、レベルの高い中小運送会社同士の「ネットワーク」を構築することです。
現状、運送業界の発展を支援する団体としては「トラック協会」があります。しかしながら、トラック協会はその性質上、限界があります。それは何かと言いますと、会員全員に「公平」な取扱いをしなければならない、ということです。言い方は過激ですが、レベルの低い運送会社もレベルの高い運送会社も、すべて「公平」に扱わなければならないわけです。
その結果、業界がレベルの低い運送会社に足を引っ張られ、いつまでたっても、全体のレベルアップ、イメージアップをできないジレンマに陥っているのかもしれません。だからこそ、既存の枠組みにとらわれない、高い志をもった優良な中小運送会社同士が共に成長していく「独自のネットワーク」を構築する必要があると私は考えています。
このネットワークは、輸送品質やサービス品質に優れた中小運送会社しか加入できないという参加条件にすることで、従来のような大手運送会社と下請会社の関係ではなく、お互いがパートナーシップを結び、強みを活かし、弱点を補い合いながら共に成長していくことが目的です。
そんな固い絆でつながったネットワークを構築することができたら、「本当に運送業をやってきてよかった!」そう実感できるようになるのではないでしょうか。私はそう信じています。
運送業界も「政権交代」ならぬ「主役交代」の時代です。

  • 大手運送会社とできるだけ対等に渡り合える中小運送会社が出現する時代
  • 荷主企業が大手運送会社ではなく、優秀な中小運送会社を選ぶ時代

その時代を新たに作るために、中小運送会社の強力なネットワークを作り上げること。私は今、心ある中小運送会社が勇気を持って挑戦すべきことだと考えています。
ぜひ、魅力ある中小運送会社にしたいと思っている社長との出会いを楽しみにしています。

運送ネットワークの構築方法について

全国で約62,000社の運送会社がある中で、次の条件をクリアした中小運送会社だけが入会できるネットワークを構築する。

1.安全品質

  • 保険割引率70%以上
  • 無事故無違反ドライバーが全体の60%以上
  • デジタコを導入している
  • その他・・・

2.環境品質

  • 燃費目標を設定している
  • エコドライブ活動をしている
  • その他・・・

3.サービス品質

  • 荷主からドライバーが表彰されている
  • 服装、言葉遣いなどが丁寧である
  • その他・・・

4.その他・・・

必然的に、一定水準以上のレベルの高い中小運送会社のみのネットワークとなります。レベルの高い運送会社同士が、お互いのエリアの強さや業務の専門性を活かすことで、

  • 自社で取り扱うことができない荷物のフォローをし合うことで、荷主からの信用をアップさせる。
  • 帰り荷の情報を共有することで、効率的な輸送ができるようにする。(現在、求貨求車システムはあるが、お互いの会社の信用性が把握できないため、依頼する際にかなり不安なケースが多い)
  • 中小運送会社同士が協力し合うことで、大手運送会社の下請による不当に高いピンはねをされない。

このような成果を出せるようなネットワークを構築することを狙いとする。

 

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