メディア連載一覧

第8回「超簡単チェック法!あなたの会社のモテ度は?」

今回の"組織を蝕む原因"は
「アンバランスなドライバーの年齢構成」です。
最近のある統計では
平成5年は20代のドライバーがドライバー全体の37.8%であったのが、
平成21年には12.7%に激減しているという結果が発表されていました。
約3分の1に急減し、「若者のドライバー離れ」が加速しています。
主な原因としては
1.「3K」労働を嫌う若者が多いこと。
2.ドライバーの給与水準が低いこと。
等が考えられます。
このまま若手ドライバーが減少し続ければ、運送会社としては深刻な事態になります。
なぜなら若手ドライバーがいないことは、
後継経営者がいない中小運送会社と同じくらいに不安定な経営状態に陥るからです。
しかしながら、裏を返せば優秀な若手ドライバーを確保できる運送会社は
近い将来、荷主から引っ張りだこになる可能性がある訳です。
現に私がコンサルティングをしていて思うのは、
やはり安定成長している中小運送会社は、例外なく若手ドライバーを確保するのが上手いです。
このような中小運送会社は、どうして若手ドライバーを確保できているのでしょうか?
その答えはドライバーの労働環境を整えることにありそうです。
具体的には、
1.優秀なドライバーを表彰している。
2.社長や管理者がマメにドライバーと会話をしてコミュニケーションをしている。
3.トラックを定期的に代替えすることで、ドライバーのやる気(プライド)をもたせている。
などの施策を地道に実行しています。
これらの施策を実行することでドライバーをその気にさせ、
会社を盛り上げていく努力をしています。
一言でいえば社長(=会社)に魅力があるかどうかなのです。
人間としての魅力。
会社として魅力。
今はまさに「社長の魅力があるかどうか」が試される時なのです。
若手ドライバーが来ないことを自分以外の責任にしている社長。
60歳以上の高齢ドライバーを雇用して"助成金"という麻薬に溺れている社長。
もし自社に若手ドライバーが少ないのであれば、
いい機会ですので冷静に振り返ってみて下さい。
ご自身や会社に魅力がなければないで、今から魅力づくりを始めればいいのです。
「アンバランスなドライバーの年齢構成」
これも組織を蝕む原因の1つなのです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ