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第1回 Gマーク取得申請開始

Gマーク

今年も7月1日から「Gマーク」の申請受付が開始されます。Gマーク制度も運転免許のように、最初は2年間の有効期間があります。その後、1回目の更新で"3年"、2回目の更新で"4年"という具合に、更新期間が延長される仕組みになっています。ゴールド免許みたいな仕組みですね。Gマークを取得するためには次の3つの大きな条件をクリアーする必要があります。?安全性に対する法令の遵守状況(40点満点)、?事故や違反の状況(40点満点)、?安全性に対する取組の積極性(20点満点)。上記?は、点呼記録や運転日報などの「帳票類」が適正に記録・保存されているかをチェックされます。トラック協会(正確には適正化実施機関)が、2年に1回ぐらいの割合で実施している巡回指導の内容とほぼ同じです。上記?は、過去3年間に重大事故がないこと、行政処分による違反点数がどれだけあるかによって点数が決定されます。逆に言えば、この?については今から対策を取ることができません。そして、?については、安全会議の実施状況、適性診断の受診状況、運転記録証明書の取得などで点数が加点されます。取組みも比較的簡単なものが多いです。注意点は?の取組みは平成20年7月1日までに実施している必要があるということです。適性診断の受診や運転記録証明書の取得、安全会議や運転者研修はすべて、平成20年7月1日までに実施完了していなければならないのです。この?で得点を伸ばしたい場合は、今からでも、まだ間に合いますので、すぐに準備して実施して下さい。ところで、?の取組みは、現在のところ「選択制」です。もう一方の基準は「運輸安全マネジメントの取組」が評価基準となっています。これは「運輸安全マネジメント」を導入していないと、加点されません。現時点で、運輸安全マネジメントの導入をしていない場合には、こちらを選択できません。今からGマークの申請を準備する場合には、?の「安全性に対する取組の積極性」の準備を最優先しましょう。その次に?の「安全性に対する法令の遵守状況」のチェックをします。?の評価は通常、Gマーク申請後の8、9月以降にトラック協会(正確には適正化実施機関)が申請会社を訪問して実施されます。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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