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第2回 Gマーク評価基準 対面点呼について

Gマーク

これから数回にわたって、Gマークの評価基準の?「安全性に対する法令の遵守状況(40点満点)」の中で、特に注意してチェックしてほしい項目についてお話します。まず、今回は一番重要な「対面点呼」についてです。Gマークの評価基準では、「点呼の実施およびその記録、保存は適正か。」という内容になっています。原則、乗務開始前に"対面"点呼を実施しなければなりません。その際、?疾病、疲労、飲酒その他の理由により安全な運転をできないおそれの有無や?日常点検の実施とその確認をする必要があります。さらに、乗務終了後も"対面"点呼を実施しなければなりません。その際、乗務したトラック、道路及び運行の状況、他の運転者と交替した場合には乗務したトラック、道路及び運行の状況についてその運転者が交替する運転者に報告をしたことについて確認をする必要があります。点呼は、原則「対面」ですが、次のような場合には、例外として電話による点呼も認められます。?乗務開始又は乗務終了のどちらかの点呼が、営業所で実施できない場合、?乗務開始と乗務終了のいずれも対面で点呼が実施できない場合です。但し、この場合でも乗務の途中に少なくとも1回電話その他の方法により点呼を行う必要があります。また、運転者が車庫に駐車せずに自宅周辺の駐車場に駐車するために対面点呼を実施しないのは、当然法律違反となります。しっかり営業所又は会社の車庫で対面点呼を実施しましょう。点呼記録の記載内容で特に注すべき点は、?乗務前の点呼時刻と点呼実施者の確認印、?乗務後の点呼時刻と点呼実施者の確認印の2点です。点呼実施者は、運行管理者又は補助者のどちらかしか認められません。補助者になるには、原則、イ.運行管理者資格者証を所有している者、ロ.運行管理者基礎講習の修了者のどちらかの要件に該当している必要があります。これは平成19年4月に改正された内容ですので注意が必要です。蛇足ですが、乗務前の点呼時刻は、当然「運転日報」の出庫時刻よりも"前"である必要があります。同様に、乗務後の点呼時刻は「運転日報」の帰庫時刻よりも"後"である必要がありますので念のため!なお、点呼記録は1年間の保存義務があります。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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