メディア連載一覧

第3回 Gマーク評価基準 運転日報について

Gマーク

Gマークの評価基準の?「安全性に対する法令の遵守状況(40点満点)」の中で、特に注意すべき項目についてお話します。 今回は「運転日報」についてです。Gマークの評価基準では、「乗務等の記録(運転日報)の作成・保存は適正か。」という内容になっています。「運転日報か。それならあるよ。」そう思われる社長さんも多いと思います。実は「たかが運転日報。されど運転日報」なのです。なぜなら、運転日報に記載すべき内容は法律で規定されています。法律で定められている事項以外に余分に記載されているのは問題ありません。例えば、高速代や運賃などがこれに当たります。 しかしながら、いろいろ記載されていても肝心の法律で決められた事項が記載されていない場合には大きな問題になります。 具体的には、運転者ごとに次の事項を記録させ、1年間保存する必要があります。?運転者の氏名?乗務した事業用自動車の自動車登録番号?乗務の開始及び終了の地点、日時、主な経過地点、乗務した距離?運転を交替した場合、その地点、日時?休憩又は睡眠をした場合、その地点、日時?車両総重量8t以上、最大積載量5t以上の普通自動車に乗務した場合は、貨物の積載状況?道路交通法に規定する交通事故、自動車事故報告規則に規定する事故、著しい運行の遅延、その他異常な状態が発生した場合には、その概要、原因?運行指示書による指示があった場合には、その内容。上記の中で特に注意すべき点は、?の休憩又は睡眠をした場合、その地点、日時と?大型トラックに乗務した場合は、貨物の積載状況の2点です。休憩・睡眠をした場合にその地点と日時の記入をしていない運送会社さんは圧倒的に多いですね。特に休憩・睡眠"地点"の記入漏れが多いです。さらに、大型車の場合には「貨物の積載状況」についてのチェック漏れも多いです。具体的には運転日報の貨物の積載状況欄に「良」と記入する必要があります。なお、大型車については、運転日報の記載内容について「運行記録計」により記録された事項については、運行記録計による記録で足ります。ですから、休憩地点も"タコグラフに直接記入"することで、運転日報への記入を省略することができます。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ