メディア連載一覧

第4回 Gマーク評価基準 乗務割の作成について

Gマーク

今回は「乗務割の作成」についてです。この乗務割は特に中小運送会社で作成していないところが多いです。Gマークの評価点は「3点」となっていますので、ぜひ作成して下さい。乗務割は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に適合するように作成する必要があります。作成のポイントは?拘束時間?休息期間?運転時間?休憩時間(連続運転時間を含みます。)?休日の5つの基準をクリアーすることです。?の「拘束時間」ですが、原則1ヶ月293時間以内となるようにします。但し、年間拘束時間が3,516時間を超えないことを条件に、労使協定により年間6ヶ月を超えない月において1ヶ月の拘束時間を320時間まで延長することはできます。1日についての拘束時間は13時間までです。ここで注意すべき点は「1日」とは、始業時刻から次の始業時刻までということです。この拘束時間の計算方法はよく間違えることが多いので注意が必要です。例えば、当日8時に始業、17時に終業し、翌日7時に始業し16時に終業した場合、当日の拘束時間は8時から17時までの9時間+翌日の7時から8時までの"1時間"の合計の10時間となるのでお間違えないように!さらに1日の拘束時間は最大16時間までです。この場合、1日の拘束時間が15時間を超える回数は1週間について2回以内にする必要があります。?の「休息期間」ですが、原則、勤務終了後、継続8時間以上の休息期間を与える必要があります。実際問題として、長距離運送を行っているケースでは、継続8時間以上の休息期間を与えることができないことが多々あります。?の「運転時間」ですが、2日(始業時刻から起算して48時間をいいます。)を平均し、1日あたり9時間、2週間を平均して1週間当たり44時間以内にする必要があります。?の「連続運転時間」は、合計4時間の運転途中又は運転後に「1回が連続10分以上で合計が30分以上の休憩時間」を与えられる計画にします。?の「休日」ですが、毎週少なくとも1回、例外として4週間を通じて4日以上の休日を与える必要があります。以上の5つのポイントを抑えた「乗務割」を作成しましょう。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ