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第2回 グリーン経営取得の審査基準について

グリーン経営

グリーン経営を取得するには、審査員による審査に合格する必要があります。そのため「審査基準」が公表されており、それをすべてクリアーするとグリーン経営認証取得となるわけです。この審査は通常1名の審査員によって実施されます。審査時間は約3時間?4時間ぐらいです。審査項目は大きく分けて次の6つになります。?環境保全のための仕組み・体制の整備?エコドライブの実施?低公害車の導入?自動車の点検・整備?廃車・廃棄物の排出抑制、適正処理及びリサイクルの推進?管理部門(事務所)における環境保全の推進。これら6つの審査項目について、更に細かく基準が設定されています。例えば、?の環境保全のための仕組み・体制の整備についていえば、?-1環境方針が策定されていること?-2環境行動計画を作成し見直していること?-3推進体制を構築していること?-4従業員に対して環境教育を実施していることなどの取組みをしているかという内容です。上記の各項目について、審査員に対して、主に「書面」と口頭により証明していくことが審査のメインとなります。通常、中小運送会社では「第三者」に自社で取組んでいる内容を説明する機会はめったにありませんよね。よくあるのは、税務調査や労基署の監査、トラック協会の巡回指導ぐらいでしょう。今後は運送会社といえども、第三者に対して説明をしなければならない機会は増えると思います。特に重大事故を起こした際に、マスコミ等に対して適切に情報提供したり、運輸局の監査を受ける際にいかに上手く説明することで会社の信用を極端に落とすことを防ぐことができたり、行政処分を最小限にしたりすることができるかもしれません。このようにグリーン経営を導入することで情報公開の方法を学ぶことができるのです。最近のマスコミ報道を見ていても、不祥事や重大事故を起こした時の企業の対応方法の違いで、会社の信用が大きく落ちたり、最小限で食い止めることができたりしています。ぜひ、グリーン経営の導入を機会に、ただ単に取得するだけでなく、第三者を説得するにはどのような書類や説明が必要なのかを学んでください。次回はグリーン経営の審査内容について順にご説明します。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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