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第3回 グリーン経営 環境方針について

グリーン経営

グリーン経営を導入するためには、まず、社長と管理職の方がなぜグリーン経営が必要なのかを理解していないとはじまりません。 大きく分けると3つの目的になると思います。?CO2削減を通して、少しでも地球温暖化を抑制し地球環境を守るため。?省エネ法改正による荷主企業からの要求に応えるため。?エコドライブの徹底を通して、高騰する燃料代の削減をするため。上記の?は大きな目的です。しかし実際のところ運送会社さんが一番気になるのは?の荷主企業からの協力要請でしょう。?のエコドライブによる燃料代削減は、当然の取組でグリーン経営を導入する、しないに関係なく重要なことですよね。これら3つの目的のために、グリーン経営の導入が必要なんだ!ということをまずは社長や管理職の方が理解した上で、ドライバー全員に教育する必要があります。ココに力を入れずに、いきなりグリーン経営の導入に入ってしまうと、ドライバーは積極的にグリーン経営に関与しようとしなくなります。一見遠回りに見えますが、「なぜグリーン経営が必要なのか?」を心底理解させることは非常に大切なコトです。ぜひ、ミーティングで熱く語って下さい。また、ミーティング前までに「環境方針」を作成しておく必要があります。「環境方針」はグリーン経営を進めていく際の大きな方向性・指針となるものです。自社がどのような考え方で環境に配慮した経営をしようと考えているのか。それを文書化し、社長さんが記名押印して宣言したもの、それが「環境方針」です。ただ注意すべき点は、最低でも「環境法規制を守るということ」と「環境に関する基本的な取組内容(例えば燃費の向上など)」の2点は必ず記載する必要があります。「環境方針」は営業所や休憩室に掲示して社内に周知します。ミーティングの時に全社員の前で発表して下さい。具体的な内容としては、1.当社はトラック輸送における燃費の向上を図ります。2.当社は環境に関する法規制等を遵守します。3.当社は、関係箇所に本方針を掲示することにより全社員に周知徹底し、その推進と維持に努めます。といった表現になります。ぜひ分かりやすい表現に心がけて作成して下さい。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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