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第4回 グリーン経営 推進メンバーについて

グリーン経営

前回は「環境方針」を作成し、営業所・休憩室への掲示、そして社員全員へ周知徹底をすることがグリーン経営を導入する際の最初のアクションとなる、ということでした。そこでこの「環境方針」を実現するためには、グリーン経営を推進していくメンバーを決める必要があります。誰がどのような権限・役割があるのかを明確に定めます。主なメンバーは次のとおりです。まず、「社長」です。社長の権限・役割は?環境方針を策定する?グリーン経営の見直しを実施する?グリーン経営の実施及び管理に不可欠な資源を用意する。資源には、人的資源及び専門的な技能、技術並びに資金を含みます?環境管理者、エコドライブ責任者を指名する?環境目標の承認を行う、等があります。実際、グリーン経営で一番重要な役割を担うのが「環境管理者(名称は自由)」です。環境管理者はグリーン経営を推進していくリーダーです。主な権限・役割は?グリーン経営認証基準に適合するように実施し、維持すること?環境目標の設定を行うこと?環境目標の達成度を把握し、評価を行うこと?経営層による見直しのため、社長に環境目標の達成度などグリーン経営の実績を報告すること?グリーン経営の行動計画を確実に実施し、環境目標が達成できるように運輸部門を指導監督すること、等があります。次に「エコドライブ責任者」です。エコドライブ責任者の権限・役割はエコドライブの周知徹底です。毎月、各ドライバーの燃費を把握し、適切な指導教育を実施することが主な権限・役割となります。さらにエコドライブの徹底と並んでグリーン経営で重要となるのが点検整備です。この点検整備の権限・役割を担うのが「整備管理者」です。運送会社は法律で整備管理者を選任する義務があります。グリーン経営では法律に上乗せした点検整備をする必要があります。詳細はこの連載でご説明します。最後に事務部門の責任者を決めます。これは昨年グリーン経営の認証基準が改正され、事務部門でもグリーン経営の取組をする必要が生じたためです。以上の各スタッフの権限・役割を社長がミーティングの場で折に触れて社員に説明し、協力をするようにお願いすることがとても重要です。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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