メディア連載一覧

第6回 グリーン経営 1ヶ月点検について(1)

グリーン経営

今回は、1ヶ月点検についてです。1ヶ月点検を実施する必要があるのは?黒煙チャート紙による黒煙チェック?サイトグラスによるエアコンガス漏れチェック?タイヤ空気圧のチェックの3つです。今回は?の黒煙チャート紙による黒煙チェックについてです。基本的には、イ.黒煙チェック方法についてのマニュアルがあること。ロ.黒煙チェックを実施した記録があること。ハ.異常があった場合には、改善したことが分かる書類があること、の3つが要求されています。イについてですが、いつ、誰が、どのような方法で実施するかがわかるようになっている必要があります。特に「誰が」と「どのような方法で」が重要です。原則、黒煙チャート紙による黒煙チェックは"1人ではできない"はずですが、審査員によっては「1人でやってるんですよね」と意地悪な質問をしてくる場合があります。また、黒煙チャート紙をどのように使用してチェックしているのか説明を要求してくる場合もあります。また、トラックごとに黒煙チャート紙のどの色が正常なのかを把握できる一覧表を作成しておく必要があります。トラックの型式によって黒煙チャート紙における"正常な色"が違います。この点についても審査員から指摘される可能性がありますので注意が必要です。本当に点検を実施していないと"審査員の巧妙な質問"で見破られることもありますので、マジメに点検は実施しましょう。ロの記録についてですが、いつ、どのような結果だったのか(適合・不適合)を書類として保存しておく必要があります。ハについては、点検の結果、異常があった場合にどのような流れで異常箇所が改善されたかを、やはり書類で記録として保存しておく必要があります。この場合、異常箇所が改善されるまでの一連の流れがわかるようにしておく必要があります。まず"ドライバー"がいつ、どんな異常(黒煙、エアコンの効き具合、エンジンの異音、燃費が著しく悪い)を発見したかを記入します。次に"整備管理者"がその異常箇所の報告を受けて社内で整備可能か、外部整備会社に委嘱する必要があるのかを判断します。そして外部整備会社に委嘱した場合には、その整備会社に修理内容と担当者印をもらった上で、再び"整備管理者"にその書類が回ります。最終的に"整備管理者"が当初の異常箇所が正常になったことを確認し記名押印して完了となります。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ