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第9回 グリーン経営 環境教育について(1)

グリーン経営

今回は、「環境教育」の実施です。まず「環境に関する法規制など」に関する教育です。運送業を経営する上で守らなければならない環境に関する法規制が多々あります。例えば、Nox・PM法や東京都条例、自動車リサイクル法、省エネ法などがそうです。これらの法律等についてイ.その法規制ができた背景とロ.主な内容について簡単に教育する必要があります。その際、守らなければならない環境法規制をまとめた教育資料を作成する必要があります。インターネット等で調べて簡単にまとめるのが早道でしょう。次に「エコドライブ」に関する教育です。エコドライブについて5項目以上の教育をする必要があります。具体的には?出発前の暖気運転を必要最小限にする?急発進、急加速、急ブレーキをしない?無駄な進路変更をしない?無駄な空ぶかしをしない?降車時に必ずエンジンをきる?定速走行をする?適切な車間距離の確保を心がける?タイヤの状態を確認する?適正なシフトアップを心掛ける等があります。これらの内容について「省エネ運転マニュアル」等を使用して教育する必要があります。当然のことですが、省エネ運転マニュアルのどのページにどの内容が記載されているのかは、教育で使用したわけですから把握しておく必要があります。また「アイドリングストップ」については、ポスターの掲示やトラックへのステッカー貼付などの方法で会社全体に周知する必要があります。更にどの場面でどの程度アイドリングストップをすべきかをドライバーに具体的な指導をする必要もあります。例えば、サービスエリア・パーキングエリアでのアイドリングは5分以内とする、住居が隣接しているような場所では騒音に配慮してすぐにエンジンを切ること、暖気運転は冬季でも10分以内とすること等の内容を営業所に掲示して周知徹底すること等が考えられます。最後に「省エネ運転マニュアル」はドライバー全員に配布する必要があります。配布する際は「受取簿」等を作成して、ドライバーに日付とサインをしてもらうとよいでしょう。省エネ運転マニュアルはその他内容が類似しているものがあればそれで差し支えありません。このエコドライブの実施状況について、ドライバーに自己チェックさせる「エコドライブ自己チェック表」を作成すると「見直し」をする時に有効になるでしょう。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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