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第10回 グリーン経営 環境教育について(2)

グリーン経営

今回は、「環境教育」の続きです。「点検整備」に関する教育です。 具体的には、講義と実地訓練に2つに分かれます。まず、講義についてですが、a日常点検の必要性・その方法b環境に影響のある現象とは何かc排ガスの状態、燃費の低下、騒音の増加、エアコンの効き具合等のチェック方法・記録の方法d環境に影響のある現象が発生した場合にその内容を適切に伝える仕組みe独自の点検整備基準(エアフィルタの清掃・交換時期、エンジンオイル、エンジンオイルフィルタの交換時期)f排ガス減少装置(DPF、酸化触媒等)に関するメンテナンスの実施方法等を教育する必要があります。a日常点検の必要性・その方法使用するテキストとしては全日本トラック協会作成の「事業用トラックの点検整備ハンドブック」が一番コンパクトにまとまっています。次に実地訓練ですが、?日常点検?エアコンガスの漏れのチェック方法?黒煙チャート紙によるチェック方法?タイヤ空気圧のチェック方法?排ガス減少装置(DPF、酸化触媒等)に関するメンテナンスの実施方法等について実施する必要があります。特に?エアコンガスの漏れのチェック方法や?黒煙チャート紙によるチェック方法については、審査時にどのように実施するのか質問されることがあります。黒煙チャート紙は当然のことながら備え付けているか、いつ、誰が、どのような方法でチェックし、どの状態が正常でどの状態が異常なのか。これらについて説明できるようにしておいて下さい。エアコンガス漏れのチェックについても同様です。?タイヤ空気圧のチェック方法については、トラックごとの適正な空気圧を把握しているかもチェックされるでしょう。記録簿にタイヤ空気圧の適正値を記載しておくと実務上便利です。?排ガス減少装置(DPF、酸化触媒等)に関するメンテナンスの実施方法等については、まずメンテナンスノートの排ガス減少装置の取扱い方法が記載されている該当ページをコピーし、営業所に掲示し、周知する必要があります。当然、メンテナンス実施時はその記録を残しておきましょう。前回同様、環境教育を実施したら必ず「記録」を作成し、保存して下さい。第三者に環境教育を実施したことを証明するには、やはり「書面」で残しておく必要があります。その際「写真」もあれば更にグッドです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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