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第14回 グリーン経営 環境行動計画の作成・見直しについて

グリーン経営

今回は、グリーン経営の最後の締めくくり「環境行動計画の作成・見直し」についてです。グリーン経営を取得するためには、認証基準という様々な条件をクリアーする必要があります。実際、昨年までは、グリーン経営で取組むべきことを実施していれば取得することができました。しかし、今年から認証基準が改正され、一連のグリーン経営の取組事項について"見直し"と"次期の環境行動計画の作成"をする必要が生じました。例えば、「環境方針」はグリーン経営を取得する際に策定してありますが、その内容について"見直し"をした結果、内容を変更したり、追加したりし、それを社内に周知徹底することなどが"見直し"に該当します。また、環境教育について、グリーン経営を取得する際には年1回以上実施すればOKですが、それを"見直し"て4ヶ月に1回実施するという計画を作成することも考えられます。さらに、原則、グリーン経営を取得する際は「レベル1」の認証基準をクリアーしていればOKです。  それを次期の行動計画で「レベル2」を実施する計画を立て、レベルアップを図ることも考えられますね。実際に、今回のように認証基準が改正されて、取組事項のレベルアップを要求される時があります。審査基準が改正された後に、慌てて取り組みをするのではなく、自ら進んで「レベルアップ」の取り組みをしておけば、いつ何時認証基準が改正されても、ジタバタしなくてもいいですよね。  グリーン経営だけでなく、運輸安全マネジメントも、1年に1回、「安全」に関する見直しを実施する必要があります。  ですから、「安全」と「環境」に関する取組みについて、決算終了後に必ず"見直し"と"次期の行動計画"を作成するということを"会社の仕組み"にしておけばよいのです。特に中小運送会社さんは、決算が終了しても、今年度の経営計画について"見直し"、"次年度の経営計画を作成"するという仕組みが定着していない場合が多いです。これらグリーン経営や運輸安全マネジメントの導入をキッカケとして、経営の中で一番重要な"見直し"と"次期の事業計画作成"が定着するようにして下さい。必ず会社のマネジメント力が向上します。小さくても強い運送会社になるためには必須ですね。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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