メディア連載一覧

連載記事(ドライバー・管理職が成長する仕組みづくり)第1回

今回からは、私が日頃お客さんから相談されること、よくある運送会社の経営問題、法律問題などをお話していこうと思います。 最近は、マスコミでも不況を伝えない日はありません。しかし、中小運送会社さんとって「不況」はどうすることもできません。ならば、"今できること"を真剣にやる。これに尽きるのではないでしょうか?そこで、最近、私がお客様に質問させて頂いていることがあります。それは、「自分たちの会社が理想とするドライバー像って把握していますか?」ということです。この質問自体が、特に中小運送会社では新鮮らしいのです。社長には社長なりの「理想のドライバー像」があるはずです。専務には専務なりの、部長や課長、主任にはそれぞれの「理想のドライバー像」があるはずです。ただ、意外なことに「理想のドライバー像」について"ズレ"が生じているのです。中小運送会社にとって、『ドライバーのサービスレベル』=『会社のレベル』です。この一番重要な点について"ズレ"があるのです。社長と専務ですら、"ズレ"が生じていることが多いのです。なぜでしょうか?それは、「自社の理想のドライバーって、どんなドライバーだろうか?」ということについて、社内で話し合っていないからなのです。役員同士でこの有様ですから、いわんや、部長・課長・主任の間では"ズレズレ"です。ドライバーに至っては、自分たちの会社が「どんなドライバーになってほしいと考えているのか」がサッパリ知る術がありません。せいぜい、事故や延着、商品事故をおこさないこと、ぐらいのレベルではないでしょうか?これは "会社が目指すべき方向性"が社内に伝わっていないのが原因ですよね。これでは組織としてのパワーが上手く発揮できません。同業他社との競争に打ち勝つことはとてもできないでしょう。裏を返せば、中小運送会社はまだそのレベルの会社が多いということですよね。まずは、「自分たちの会社が目指すべき、理想のドライバー像って何だろう?」という、中小運送会社として一番重要な命題について、社長をはじめ、管理職、さらにはドライバーともじっくり話し合う機会をもつことから始めましょう!これが、規模が小さくても、不況期でも強い運送会社になるための"第一歩"です。 大きな価値につながる、小さな第一歩なのです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ