メディア連載一覧

連載記事(ドライバー・管理職が成長する仕組みづくり)第5回

今回は「自社の理想とするドライバー像」の"数値化"です。 今まで自社のドライバーがどのようになれば、荷主さんや会社、同僚のドライバーから選ばれるか、について考えてきました。 いよいよ「理想を現実化」するために"誰が見てもわかる"理想とするドライバーの"設計図"を作成する段階です。 この設計図があれば、管理職もドライバーも、社長の顔色を伺わなくても、どの方向性で頑張っていけばよいかが分ります。 復習ですが、理想とするドライバーの設計図は次の4項目で作成します。 ?ドライバーに求める成果 ?成果を上げるために優先すべき業務 ?優先業務を実施するために必要な知識・技能 ?理想のドライバーとしての勤務態度。 今回は上記?についてです。 この「ドライバーに求める成果」は"数値化"するのが簡単です。例えば、「対物事故の件数」を成果とします。これを5段階評価 します。 5点は、当然、対物事故件数「0件」です。 あと1点?4点は、会社ごとに全く違ってきます。 例えば、年間1件なら「3点」とする会社もあれば、「1点」とする会社もあるでしょう。 さらに、件数だけでなく「損害額と過失割合」も考慮して評価点の基準を設定する場合もあるでしょう。 どの評価基準も正しいです。 さらに、よくあるのは「延着や誤配送の件数」です。 これらも基本的に対物事故件数と同じです。 延着や誤配送の件数が「0件」が5点となるでしょう。 あとは、やはり運送会社ごとに違ってきます。 1件なら「4点」とする場合もあれば、「2点」と厳しく評価する場合もあるでしょう。 すべては自社のドライバーの現状を考え、あまりかけ離れた基準は設定しないほうがよいでしょう。 時々面白いドライバーの成果があります。 その1つに、「荷主から褒められた件数」があります。 ただ、この評価は、荷主企業に定期的にアンケートなどの方法で情報を収集する必要があります。 若干手間がかかるかもしれませんね。 今回の「ドライバーの成果」は比較的簡単に評価基準を決めることができます。 残り ?成果を上げるために優先すべき業務 ?優先業務を実施するために必要な知識・技能 ?理想のドライバーとしての勤務態度 については"数値化"するのが意外に難しいです。 次回以降、順番にご説明をしていきます。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

お問い合わせ・ご相談はお気軽にご連絡ください
052-212-8708
お問い合わせ