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連載記事(ドライバー・管理職が成長する仕組みづくり)第7回

今回は「知識・技能」の数値化についてです。 例として、ドライバーの成果を「交通事故ゼロ」、成果を達成するためのドライバーの優先業務を「エコドライブの徹底」と仮定します。今回はドライバーに「エコドライブの徹底」をさせるために必要な「知識・技能」とは何か? さらに「知識・技能」を身につけたかどうかを判定する基準の重要性について考えます。 ドライバーが積極的にエコドライブを実行するようになるためには、「エコドライブの必要性」を理解させる必要があります。 いわゆる「エコドライブの教育」です。 なぜ、エコドライブが重要なのか? エコドライブで、どのようなメリットがあるのか? このことを本当に理解できれば、エコドライブを自ら進んで実行してくれるドライバーが増えるでしょう。 その際、やはり"エコドライブの必要性や重要性"を本当に理解しているかを"点数化"する必要があります。 理由は次の2点です。 ?エコドライブの必要性や重要性を理解していないドライバーが誰かが分かり、重点的に教育することができるため。 ?教育を受けるドライバーに適度な緊張感を持たせ、参加意識を向上させることができるため。 ドライバー教育をすると、必ず次のような問題にぶち当たります。イ.ドライバー全員に対して、いつも同じ教育内容で実施するため、すでに理解しているドライバーが退屈になり、だらけた雰囲気になってしまう。 ロ.イとは逆でエコドライブの重要性を理解していないドライバーは、そもそも自分のことだという認識をしていないため真剣に話を聞いていない。 結局、誰のために教育を実施したのか分らないまま、ただ実施することだけが目的の教育になってしまうのです。 このやり方をしばらく続けていくと、教育は効果がない、意味がない、という風潮になります。 最終的には、教育をやるのは無駄だから止めよう!という結論に至ってしまうのです。 それゆえに、この教育の悪循環から抜け出すために"点数化"が大変重要になってくるのです。 「知識・技能」は"点数化"しにくい要素です。 それゆえに、正しく測定するという地道な取組みがドライバーの品質を上げることを可能にするのです。 "地道な取組み"を"継続的"に実行していくことが、同業他社との差別化を決定的にすることにつながるのです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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