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第6回 初任診断は受診後がポイント

今回は「過積載防止」と「適性診断」についてお話します。
まず「過積載防止」については
最低限運送日報等でチェックすることをしましょう。
次に「適性診断」について次の項目についてチェックして下さい。
1・新規雇用ドライバーに初任診断は受診させているか。
2.65歳以上のドライバーに適齢診断を受診させているか。
3.重大事故を起こしたドライバーに特定診断を受診させているか。
4.初任診断、特定診断受診後に"6時間以上"の個別指導を実施しているか。
どれだけチェックを入れることができたでしょうか?
上記1の初任診断は、
原則、入社後初めてトラックに乗務する前に実施しなければなりません。
もし、入社したドライバーで初任診断をまだ受診させていない方がいる場合には
早急に受診させて下さい。
さらに、受診後個別指導の実施が義務化されています。
具体的な内容は次の通りです。
aトラックの運行の安全の確保に関する法令等
bトラックの構造上の特性と日常点検の方法
c交通事故を防止するために留意すべき事項
d危険の予測及び回避
e安全運転の実技(6時間に含みません)
上記2の適齢診断は、
65歳に達した日以後1年以内に1回受診させ、
その後3年以内ごとに1回受診させる必要があります。
さらに、受診後個別指導が義務化されています。
具体的な内容は、診断結果を踏まえた
個々のドライバーの加齢に伴う身体機能の変化の程度に応じた
トラックの安全な運転方法等について
ドライバー自らが考えるものとなっています。
上記3の特定診断は、
原則、事故後再度トラックに乗務する前に受診させる必要があります。
さらに、受診後6時間以上の個別指導が義務化されています。
具体的な内容は次の通りです。
aトラックの運行の安全の確保に関する法令等
b交通事故の実例の分析に基づく再発防止対策
c交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法
d交通事故を防止するために留意すべき事項
e危険の予測及び回避
f安全運転の実技(6時間に含みません)
初任診断受診後の6時間以上の個別指導は、
最近監査で特に指摘される項目ですので、
未実施の場合には必ず実施して指導記録を保存するようにしましょう。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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