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第10回 帳票類の整備(後編)と点検整備管理等

今回は「帳票類の整備」の続きと「点検整備管理等」についてです。
各項目についてチェックをし、できるだけ早く改善して下さい。
5.乗務記録の作成・保存について次の項目をチェックして下さい。
□運転者ごとに次の事項(今回は特に見落としがちな項目のみ列挙)を記録させ、
1年間保存されているか。
a 乗務の開始及び終了の地点、日時、主な経過地点、乗務した距離
b 運転を交替した場合、その地点、日時
c 休憩又は睡眠をした場合、その地点、日時
d 大型トラックの場合は、貨物の積載状況
6.運行指示書の作成・指示・携行・保存等について次の項目をチェックして下さい。
□乗務開始と乗務終了のいずれも対面で点呼が実施できない場合に、
運行指示書を作成し、これにより運転者に対して適切な指示を行い、
これを運転者に携行させているか。
□次の事項を記載されているか。
a 運行の開始、終了の地点、日時
b 乗務員の氏名
c 運行の経路、主な経過地における発車、到着日時
d 運行に際して注意を要する箇所の位置
e 乗務員の休憩地点、休憩時間(休憩がある場合に限る。)
f 乗務員の運転又は業務の交替の地点(運転又は業務の交替がある場合に限る。)
g その他運行の安全を確保するために必要な事項
□運行の終了の日から1年間保存されているか。
最後に 「点検整備管理等」についてですが、
1.日常点検の適切な実施について次の項目をチェックして下さい。
□日常点検表は記録・保存されているか。
□整備管理者の研修を受講しているか。
□整備管理者不在の場合、整備管理補助者を選任しチェックしているか。
2.整備管理規程の整備はされているか。
□法令改正に対応したものになっているか。
□整備管理補助者が必要な場合には、補助者名簿が作成されているか。
3.3カ月点検は適切に実施しているか。
□3ヶ月点検が適切に実施されているか。
□年間計画が作成されているか。
□3カ月点検記録の写しは営業所に、原本はトラックに備え付けているか。
ぜひ安全管理体制の見直しにご利用して下さい。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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