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第4回 超優良ドライバーがいる運送会社の条件とは?

中小運送会社の社長力

毎年1月?2月にかけては運送会社の売上は下がる時期です。 今年は特に今までにない厳しい状況に陥っている運送会社が多いようです。 しかしながら、この売上の落ち込みも運送会社によってかなりバラツキがあるのも事実です。 大雑把ですが、10%ダウン、30%ダウン、50%以上ダウンの3つに分けられるような気がします。 50%以上ダウンのところは、荷主がほぼ1?2社で売上比率が90%以上の運送会社が多いように思えます。 次に30%ダウンの運送会社ですが、これはかなり健闘されているところが多いです。 最後に10%ダウンの運送会社です。 このような中小運送会社は超優良会社です。 滅多にありません。 真に実力がある中小運送会社です。 このような運送会社には「スーパードライバー」が数名います。 スーパードライバーとは、初めて取引する荷主企業へ送り出しても大丈夫なドライバーのことです。 この「スーパードライバー」は初めての荷主企業に送り出しても、ミスをしないどころか、逆に荷主企業から会社に賞賛の電話が入るくらいの仕事をしてきます。 では、なぜスーパードライバーがこのような運送会社には、中小運送会社にもかかわらず存在するのでしょうか? やはり社長さんにすべての答えがありました。 おおよその傾向ですが、優良な中小運送会社の社長さんは本当にドライバーの幸せを考えた経営をされているのです。 小手先、口先ではなく、本当に行動が伴っているのです。 例えば、ドライバーのためにトラックにオーディオ設備を整えたり、トラックをできるだけ早めに代替をして、乗り心地もよく、しかも安全な労働環境を整えることにお金を惜しみません。 このような愛のある社長さんの下で、ドライバーが頑張らないはずがありません。 この社長のために頑張るぞ!というドライバーが多くなるわけです。通常の平凡な社長ならドライバーのための出費をケチり、自分の私利私欲のためだけにお金を使います。 全く正反対の人柄、人格なのです。 まさに人間として、経営者としての"格"の違いに驚かされます。中小運送会社は、やはり"社長の器以上には成長しない"ということを未曾有の不況の只中で、改めて思い知らされました。 ドライバーの幸せを真に願う! これは最も大切な"社長力"です。 まさに"本物の経営者"しか生き残れない時代が到来しているのです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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