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第5回 超優良ドライバーがいる運送会社はトラブル時にこそ、その真価を発揮する

中小運送会社の社長力

前回お話しました「スーパードライバー」がいる運送会社の続きです。 スーパードライバーとは、初めて取引する荷主へ送り出してもミスをしないどころか、逆に荷主から会社に賞賛の電話が入るくらいの仕事をするドライバーのことです。 こんなドライバーがいる運送会社であっても、時には荷主クレームが発生します。 しかし、この時こそ、この会社の本領が発揮されるのです。 まず、トラブルのあった荷主に出入りしているドライバーが自主的に、しかも迅速に集まります。 そして ?なぜ、今回のトラブルが起きてしまったのか? ?どうすれば、同じ過ちをしないですむのか? ?荷主に対して、どのように説明するのか? をドライバーたちが自主的に話し合うのです。 この「原因究明」と「再発防止策」を社長や管理職ではなく、ドライバーが自主的に行うのです。 そして、管理職と一緒にドライバーのリーダーが荷主に謝罪と再発防止の説明にいきます。 荷主の担当者も、対応の速さと、出入りしているドライバーたちの真摯な姿勢に大変心を打たれ、是非今後ともお願いしたい!ということに至りました。 「仲間の失敗すら、プラスに変えてしまうすごい力」 これが、本当に底力のある運送会社なのです。 しかも、大手ではなく中小運送会社がやっているのです! なぜ、このようなドライバーが育つのか? ここでも、やはり「社長力」がキーワードです。 普段からドライバーを大切に扱い、頑張っているドライバーに対して適切に評価をする。(但し、金額の大小ではありません。) この当たり前で、しかし、なかなかできないこと。 これを愚直に実行"し続ける"ことができる社長がいる。 そして、その社長の期待に何としても応えたいと思うドライバーがいる。 社長とドライバーとの"強い絆"がなせる業なのでしょう。 ドライバーが自ら一生懸命仕事をしない、と嘆いている社長さん。今一度ご自身の経営姿勢を、特にドライバーに対する姿勢を振り返ってみてはいかがでしょうか? 誰でも褒められれば、やる気になります。 誰でも大事にされていると感じれば、その人のために頑張ろうと思います。 なぜ、社長さんの期待に応えてくれないのか? ドライバーは社長さんをよ?くみていますよ。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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