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第49回 人材採用は「類友の法則」

中小運送会社の社長力

最近は運送会社でもHPを制作するところが増えてきました。
HPを作ったばかりの社長さんにお会いすると、
「先生、うちもHPを作りましたので、ぜひ一度見てください!」
と嬉しそうに話してくれます。
それで実際そのHPを拝見してみると、「う〓ん?」
と思わず首をかしげてしまうことがよくあります。
なぜだと思いますか?
それは、HPを制作した目的がよく分からないからなのです。
HPの目的は主に2つあります。
1つ目が業務獲得。
2つ目がリクルート。
ところで、運送業界は今後の深刻な人材不足になります。
今から対策をいかに打てるかが極めて重要です。
ですのでHP制作の目的の2つ目、リクルートに力を入れる必要があります。
先日、ある中小企業の社長さんと話して思わず膝を打ちました。
それは、その社長さんが毎日「ブログ」を書いているということです。
その社長さんは毎日「ブログ」を書き続けてきたそうです。
すると、最近ではその社長さんのブログを読んで、
「入社させてください!」
といってくる人が増えてきたそうです。
ちょっと前までは求人をする時には求人雑誌に掲載しなければならず、
1回当たり数万円〓十数万円かかっていたそうです。
しかも、せっかく面接してもあまりいい人材は少なく、非常に効率が悪かったそうです。
ところが、今では求人雑誌に掲載する必要がなくなってしまったのです。
念のため付け加えておきますと、その会社は決して大手の会社ではありませんし、
決して人気のある業種でもありません。
にもかかわらず、求人広告なしで人を集められるのです。
これは、まさに社長さんが毎日ブログで発信する内容に共感して、
「この会社で是非働きたい!働かせて下さい!」
と思わせたからです。
まさに「社長力」のなせる業なのです。
給与条件も聞きましたが決して高い賃金ではありません。
「どうせ中小運送会社にはいい人材は来ないよ。」
そう諦めていませんか?
求人広告を出さなくても人を集められる中小企業もあるのです。
いい人材が獲得できるかどうか。
それは「社長さんの日々のメッセージ」によるところが多いのです。
「社長。会社にかける想いや社員に対する感謝などの情報発信を継続してできていますか?」
今回は自戒を含めて社長さんに対する私からの質問です。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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