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第1回「2代目として生まれてきた運命を前向きに受け止める!」

今回から新しい連載
「2代目社長がしなければならない10のこと」が始まります。
最近は運送業界でも世代交代が進みつつあります。
2代目経営者は30代?40代前半の方が多いように思います。
そして創業者は会長などの役職に留まり、
年齢的には60歳以上がほとんどといった感じです。
私がコンサルティングをしていて遭遇するのが、
先代である創業者と二代目経営者との確執や対立です。
対立とまではいかなくても、経営方針について大きな違いがあって、
会社内で混乱が生じ、管理者やドライバーが当惑していたりしています。
その背景にはおそらく"団塊世代"と"団塊ジュニア世代"との
世代間ギャップによる価値観のズレでしょう。
創業者の歩んできた歴史は、まさに日本の高度経済成長期であり、
イケイケどんどんの経営で成長することができた時代です。
一方、団塊ジュニアは「失われた10年」から始まる
非常に厳しく先の見えない時代に就職した背景があります。
まさに「日の昇る時代」と「日の暮れる時代」の違いです。
創業者には、2代目経営者は優柔不断で消極的で頼りなく見えることが多いようです。
一方、2代目経営者には創業者は何でも前向きなのはいいが、
計画性がなく危なっかしく見えることが多いようです。
確かにどちらにも一長一短があります。
二代目経営者にとっては「勘と度胸だけで経営しているように見える創業者」に
学ばなければならないこともあります。
2代目経営者の中には創業者の批判ばかりしている方もいますが、
創業者が頑張ってくれたおかげで今の自分がいる、
という事実に感謝することを忘れてはいけません。
どうしても創業者である"父"と2代目経営者である"子"という関係が多いせいか
"感情的"になっていることが多いです。
ただ、どちらにしても、これからの運送業界を良くも悪くもするのも
"2代目経営者"であることだけは確かです。
この連載では、
二代目経営者にとっては耳が痛い話もありますし、
思わず膝を打つような話もあるでしょう。
すべては私から二代目経営者の方に贈るエールです。
まず二代目経営者で生まれてきた"運命"を前向きに受け止める。
そこから"経営者"としての人生が始まります。
『経営者スイッチ、ON!』していますか?
改めて自分自身に問いかけてみて下さい。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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