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第4回「自社のあるべきドライバー像」をありありと描き出しましょう!

前回は、
自社にいる"模範ドライバー"について気づいたことをドンドン書き出し、
「自社のあるべきドライバー像」を鮮明に描きましょう、というお話をしました。
そのために自社の模範ドライバーを観察したり、
インタビューすることが大切であることもお話しました。
いわゆる「自社の隠れた財産の発見」ですね。
どんな財産もあることを知らなければ活用することができません。
そこで、まず、模範ドライバーを観察したり、
直接インタビューしたりして書き出した内容を整理していきます。
どんな内容が出てきたでしょうか?
例えば、
模範ドライバーは「成果」として、
無事故無違反や商品事故ゼロ、荷主から称賛を受けていたりしていることが多いでしょう。
また「力を入れている業務」として、
デジタコの評価点が平均90点以上のエコドライブであったり、
ヒヤリハット体験を必ず月1件以上提出していたり、
トラックを綺麗にしていたり(車内も整理整頓されている)していることが
多いかもしれません。
さらに「身につけている知識や技能」として、
荷主先の構内ルールをよく理解していたり、
運搬している商品の特性をよく理解していたり、
日常点検の方法や重要性もよく理解している、
安全運転に関する知識も熟知していることが多いでしょう。
最後に「勤務姿勢」として、
気持のよい挨拶をしていたり、
ミスをした時には素直に謝ることができたり、
ちょっとしたトラブルやクレームも素直に会社に報告していたいり、
他のドライバーが積込み作業をしているのを手伝ったりすることが多いでしょう。
このように整理していくと、
自社の模範ドライバーが「素晴らしい成果」を上げるために、
どのような「勤務姿勢」で、
どんな「知識や技能」を身につけ、
どのような「仕事(業務)に力を入れて取り組んでいるか」
が明確に浮かび上がってきます。
これが「自社のあるべきドライバー像」になるわけです。
この「自社のあるべきドライバー像」に
自社のドライバーが1人でも多くなるように育成していくこと。
これが中小運送会社の重要な経営戦略の1つです。
「自社の模範ドライバー像」を"目に見えるように"定義すること。
2代目経営者がしなければならない大切なことです。

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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