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第15回 運輸安全マネジメント 有効性の内部監査について

運輸安全マネジメント

今回は、運輸安全マネジメントの「有効性」の内部監査です。 この"有効性"の内部監査をしっかり理解して実施できれば、安全マネジメントの内容を大体マスターした!といっても良いでしょう! 安全マネジメント導入当初は、耳慣れない言葉や書類で頭の中がこんがらがってしまうケースが多々あります。 この場合、まずは分からないなりに、頑張って実行してみることが非常に大切です。 半年ぐらい経過したら、有効性に関する内部監査を実施します。 内部監査を実施する際、必ず「チェックリスト」を使用します。 実は、この有効性に関するチェックリストは安全マネジメントを早く理解するための虎の巻なのです。 チェックリストは、安全マネジメントのガイドラインの内容が要約されています。 チェックリストを1つずつ読みこんで、何を要求されているのかを理解することが先決です。 最初は練習として、ロールプレーイングをします。 ご存知と思いますが、ロールプレーイングとは、実際の場面を想定し、さまざまな役割を演じて、問題の解決法を会得させる学習法のことです。 例えば、誰か1人を"社長役"になってもらい、"監査員役"の人が質問をします。 社長役の人は、必死に質問に応えます。 周りで聞いている人は、自分なりの回答を考えます。 社長役が回答した後、監査員役が自分なりの回答を発表します。 周りの人は、それに対して意見をいい、どんな回答が適切かを話し合います。 このやり取りで、参加者全員が"当事者意識"を持つので、安全マネジメントに対する理解も深まっていきます。 あとは、この繰り返しです。 誰かが運行管理者役になったり、整備管理者役になったり・・・。 内部監査は、監査する人も監査される人も、運輸安全マネジメントの内容を理解していなければ実施することができません。 誰か1人だけが頑張っても実施することができないのです。 ぜひ、"ロールプレーイング"の方法で、社員一人ひとりの意識が"自分だったら"というレベルになるようにしましょう! 社員の参加意識が高まれば、きっと事故を起こしにくい、素敵な運送会社に生まれ変わるでしょう!

記事を書いた人

和田康宏

和田康宏トラック運送業専門コンサルタント

1971年愛知県生まれ。19歳で行政書士試験に合格。
会計事務所勤務後、22歳で行政書士事務所開業。
トラック運送業専門コンサルタントとして20年以上にわたり活躍。
事故時の緊急監査対策、平時の危機管理対策、荷主に指名されるドライバーを育成する仕組み作りなど、運送会社300社超のコンサルティング実績を持つ。
営業停止案件や運輸監査案件に携わった豊富な経験から、どの段階で何を優先し、どのレベルまで改善すべきかを的確に指導できることに定評がある。
「優先順位なき安全管理は徒労に終わる」が持論。
“顧客100%が運送会社”の正真正銘の運送業専門コンサルタントである。
2014年『運送業をしてきてよかった!』をミッションとして、一般社団法人トラック・マネジメント協会を設立、理事長に就任し、活動中。
2代目、3代目のための経営塾、『トラマネ運送塾』も主宰している。

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