書籍情報

マンガでよむシリーズの書籍情報

タイトルにある通り、運送業で起きうる問題点をマンガで表現し、
詳しい事例や対応方法を文章で解説しています。
マンガで読む、と言うタイトルが頭にくるので、全編がマンガで構成されていると
思われがちですが、解説の部分は文章で構成しておりますので、
見応え・読み応えのある書籍に仕上がっております。

第1弾マンガでよむ 荷主に指名される新トラック運送経営のヒント

マンガでよむ 荷主に指名される
新トラック運送経営のヒント

著者:

和田康宏
あいち経営コンサルタント代表取締役
運送業専門コンサルタント

定価:2,000円(税別)

amazonで購入

第2弾マンガでよむ トラック運送会社の危機管理

マンガでよむ トラック運送会社の危機管理
会社存続ため、これだけは絶対に知って欲しい!

著者:

和田康宏
あいち経営コンサルタント代表取締役
運送業専門コンサルタント

定価:1,000円(税別)

amazonで購入

書籍の内容を一部公開!

代表和田康宏からのメッセージ

今、トラック運送業界は大変厳しい経営環境に置かれています。不況になれば真っ先にコスト削減の対象になり、好景気でも運賃収入に反映されないことがほとんど。そして毎日のように荷主企業から押し付けられる無理難題。「とにかく配達にかかる時間を短縮してくれ!」と安全性を無視した要請をされたり、荷物を時間通りに届けても、相手の都合で3〜4時間、ひどい時には5〜6時間も待たされたりすることもあります。もちろん、待ち時間に対する料金の支払いはありません。

そこで、
「労働時間が長くなると、それだけ事故の可能性も高くなります。どうか協力してください」
と荷主担当者にお願いしても、
「イヤなら他を当たるから」
と素っ気ない返事……。私はこのような話を顧問先の社長さんや管理者の方から聞くたびに、悔しくて仕方がない気持ちになります。「なぜトラック運送業界ばかりが過重な負担を強いられるのだろうか」と。

そして極めつけは交通事故です。圧倒的な優位に立つ荷主企業に「NO!」と言えないトラック運送会社は、荷主に言われるままの運賃と運行内容で業務を遂行せざるを得ません。そのためドライバーに十分な休息を与えられず、交替要員を確保することも難しい。そんなことが積み重なって、ついに重大事故が発生!
一体誰の責任なのでしょうか?
「運送会社が悪い!」
「ドライバーが悪い!」
「運行管理者が悪い!」
「危険な経営をしていた社長が一番悪い!!」
このように極めて短絡的な考えによって、トラック運送会社に「車両停止」「営業停止」「許可取り消し」などの厳しい行政処分が下され、一件落着……となっているのが現状です。

トラックが重大事故を起したというニュースを見る一般人は、
「またトラックドライバーが重大事故を起こしたか! 本当に困った奴らだな。こんなドライバーを放置していた運送会社はどんどん処罰すればいいんだ」
としか思わないでしょう。

彼らは自分たち消費者が「安さ」を求める分だけ、トラック運送会社にしわ寄せが行くことなど思いもよりません。大きな事故は、それがいよいよ限界に達したときに発生するのです。数年前に建築業界の耐震偽装、最近ではユッケの食中毒事件が世間を騒がせましたが、これらもひたすら「安さ」を求める消費者のニーズに業者が応えようとし、手段を誤ったために起きた事件・事故だと言えるでしょう。

ここまで読んで、「トラック運送業界はお先真っ暗……」そんな印象を抱いたでしょうか? しかし、私はそう思いません。なぜならこの数年間にわたって「安全規制の強化」がなされてきたからです。

「安全規制の強化だって? そんなのトラック運送会社がもっと不利になるだけじゃないか」と思う方もいるでしょう。ところがこの「安全規制の強化」こそ、トラック運送業界再編の始まりなのです。

関東地区にあるトラック運送会社の新規参入の推移を見ると、5〜6年前までは年間600社以上が参入していました。それがこの1〜2年は300社〜400社弱と激減し、廃業の推移はおおよそ250社超〜400社弱となっています。これに「安全規制の強化」が影響していることは明らかです。

また新規参入も既存会社の分社化などが多く、純粋に1から創業するケースは少ないと思われます。つまり今後のトラック運送業界は既存会社同士の競争がメインになるということです。これは荷主先で大きなミスや商品事故などがあればすぐライバル会社に仕事を奪われることを意味しますが、ドライバーに対する安全教育をしっかり行ってサービスの質を上げ、「ここなら安心して仕事を任せられる」と荷主企業から賞賛される運送会社は生き残る、ということでもあります。実に単純ではないでしょうか。

とはいえドライバーに対する教育を計画的に実施しているトラック運送会社はまだまだ少ないのが現状です。私は「なぜ御社でドライバー教育ができないのですか?」と社長さんによく質問するのですが、毎回ほぼ同じ答えが返って来ます。そう、「毎日忙しくて、なかなか時間が作れない」です。

しかし、優秀な営業マンがどれほど荷主を開拓しても、ドライバーが大きなミスや商品事故を起こせばすべて台無しです。ドライバーは運送会社の「顔」であり「命」なのですから、まずは「重大事故や悪質違反をしないドライバー」にすること。これは初級です。さらに「荷主先でミスやトラブルを起さないドライバー」は中級、「荷主から指名されるドライバー」が上級です。そしてどの級までの戦略を描き、実行し、実現できるか。これが中小運送会社の社長の力量です。

そこで私は本書をトラック運送経営に日々奮闘する社長さんのために書きました。第1章は監査対策、第2章はドライバーの教育と管理について。第3章は会社組織の運営にまつわる諸問題、第4章は二代目社長さんが事業継承のさいに抱える悩みをテーマにしています。

社長業は時に孤独なものです。いや、むしろ孤独にならなければ本当の経営者ではないのかも知れません。そんな社長さんを少しでも勇気づけたい、社会に認められるトラック運送会社をつくってほしい。そんな私の「小さいけれど強い願い」をマンガとコラムに込めました。

本書は中小トラック運送会社の社長さんに贈る、私の熱きエールです。

書籍目次

第1章 「何もしない」はNG!今すぐできる監査対策
第2章 はじめにドライバーありき!スーパードライバーの育て方
第3章 成長し続ける会社になるために!新しい経営改革のススメ
第4章 頑張れ二代目社長!未来を担う若手経営者に贈るエール

漫画サンプル

代表和田康宏からのメッセージ

2011年に私の第1弾となる書籍を出版してから3年が経過しました。
その間、北海道、東北、関東、中部、関西、中国地方、九州と全国で講演をさせて頂く機会がありました。
講演時に、付箋で埋まった前作の拙書を差し出されながら、お褒めの言葉をいただき、お世辞と分かりつつもとても嬉しく思ったことが思い出されます。
ただ、そうはいっても、トラック運送事業を取り巻く環境は依然厳しい状況が続いております。
以前に比べ、荷主企業の理解が少しずつ浸透し、「運賃値上げができた!」という嬉しい報告が私の耳にも時々届くようになりました。
それにしても、です。
やはりトラック運送会社の社内は多忙の極みです。
おそらく、運賃の値上げができたといっても、管理者などの間接人員を十分に配置する余裕まではないでしょう。管理者は配車からドライバー教育、クレーム処理までありとあらゆることをこなさなければなりません。その結果、どうしても日々の業務を無事に進めていくことを優先してしまい、大事だと分かりつつも、安全管理に十分な時間を割くことができないままでいます。
毎日、顧問先のトラック運送会社さんを訪問しながら
「ココだけは押さえて!」
といった最低限かつ絶対に取り組むべき安全管理、すなわち「危機管理」だけでもまず実施して頂くにはどうしたらいいのだろうか? 私の頭の中はそのことで一杯になってきました。
しかし、ある時思ったのです。
危機管理を運送会社さんにしてもらうために必要なこと。それは分かりやすい内容で、その必要性を痛感していただくことだと。前作同様、やはり“マンガ方式”の書籍を作るのがベストではないだろうか。
これが、第2弾の書籍の『運送会社の危機管理』の誕生の瞬間です。
それでは「運送会社の危機管理」とは、いったいどんなことなのでしょうか?
危機管理には大きく分けて2種類あります。
一つ目は、重大事故や悪質違反、あるいは何らかのキッカケで国土交通省の監査を受けた際に、どんな行政処分を受けることになるのか?
もっといえば、たった1件の法令違反で営業停止などの厳しい行政処分を受けないようにするには何をすればいいのか? ということです。
二つ目は、運送会社として必要な安全配慮義務が不十分であったとして被害者から訴訟を起こされた際に、巨額の損害賠償責任を負わないようにするためには何をすればいいのか?
この二つの視点から構築する安全管理。それが「運送会社の危機管理」です。
仕事柄、事故や悪質違反をした運送会社の社長さんからご相談を受けます。どの社長さんも、いろいろ悩みながら一生懸命、安全管理に取り組んでいます。しかし、その取り組み内容が「ズレ」ていることが多いのです。
例えば安全教育。損保会社や業界団体主催の外部研修を受講させているのに、肝心の法令11項目の安全教育が不十分であったり。
例えば健康管理。健康診断は全員に受診させているのに、その後のフォローが全くできていなかったり等々。
なぜ、このような「ズレ」が発生してしまうのでしょうか? それは「法令違反には重さが違う」ことを知らないからです。
「法令違反に重さ?」
と疑問に思う方も多いでしょう。法令はすべて守らなければならないはずなのに……。
そうなのです。実は法令違反であっても、軽いものと重いものがあるのです。
この点を知っていれば、日々時間に追われている運送会社における”究極の決断“をすることができます。それは、何を絶対にやっておくべきか!の選択です。
「無免許運転でドライバーが検挙されました……」
「ひき逃げでドライバーが取り調べを受けています……」
「業務中にドライバーが倒れ、過労で訴えられました……」
「居眠り運転でドライバーが死傷事故を起こしてしまいました……」
私のところには時々このようなご相談の電話がきます。
そのたびに私は「もっと早くから危機管理をしていたら」。いつもそう思います。
正しい危機意識を運送会社の社長さんが持てば、正しい判断をすることができます。そうすれば、万が一の事態にも動転せずに済むのです。
重大事故や悪質違反、訴訟はまさかの坂、です。
滅多にないことのため、自分の会社には関係ないと忘れがち、軽視されがちな分野です。
しかし、この大きなリスクに気づくことができるのは社長さんだけなのです。
健全な危機意識。
今ほど、この意識が必要な時代はありません。
本書が日々多忙を極めるトラック運送会社の社長さんのお役に少しでも立てることを願っております。

書籍目次

第1章 「悪質な事業者」は徹底的に排除せよ!
国土交通省が新たに打ち出した監査方針
第2章 安全規制を強化せよ!
新しい行政処分基準の大きな特徴
第3章 トップの危機管理が命運を分ける!
これからの運送会社の危機管理とは

漫画サンプル

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